- name/パトリック・シック/patrik schick
- birth/1996/1/24(25歳)
- height.weight/187cm,73kg
- position/CF、ST
- place of birth/czech republic
- team,number/バイヤーレバークーゼン,14
- 市場価値/2300万ユーロ
攻撃の核ケヴィン・フォラント、ドイツの超新星カイ・ハフェルツが抜けたレバークーゼンをUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて攻撃をけん引するチェコ代表のストライカー。今回はそんなパトリックシックを紹介していきます。

経歴
幼少期からプロデビュー、チェコリーグ時代(2013年~2016年)
2013年ACスパルタプラハのユースに加入し、2014年5月3日FKテプリツェ戦でプロデビューを果たす。しかし、チェコの強豪であるスパルタプラハでは思うように出場機会を得られず、公式戦4試合出場にとどまる。そのため、同国リーグのボヘミアンズにローン移籍、そこで公式戦27試合出場、8得点を記録。そこでの活躍が認められ、イタリアのサンプドリアに移籍が決まる。
サンプドリア時代(2016~2017年)
2016年6月、移籍金400万ユーロでサンプドリアに加入。そこでファビオクアリャレッラと共に前線を引っ張り、公式戦公式戦32試合11得点を記録し、チームの1部残留に大きく貢献。その活躍を受けて、当時セリエA6連覇を果たしたユベントスへの移籍が取り上げられる。しかしメディカルチェックにおいて問題が発覚、そのため移籍は破談となった。その後、インテルなどイタリアの強豪からの興味が取りざたされ、最終的に2017年8月29日、ASローマに買取義務付のレンタルで移籍した。契約期間は5年で、レンタル料金の500万ユーロに加えて、買い取りには900万ユーロを支払う必要があり、さらに2020年2月までに2000万ユーロを支払う義務がある。条件達成次第で最大800万ユーロのボーナスを支払う必要がある。2020年2月前に売却された場合、ローマはサンプドリアに2000万ユーロか、売却金額の50%が2000万ユーロより高額の場合は売却金額の50%を支払うという契約を交わした。また2018年3月1日ローマへ完全移籍を果たした。背番号は14に決まった。
ローマ時代(2017年から~2019年)
ローマ時代では不遇の時期を過ごした。シックは中央で絶妙なタイミングで縦に抜け出すことで得点を決めるという特徴を持っている選手であるが、ローマでは一人で中央を制圧するエディンジェコがおり、シックはウインガーとして起用された。そのことによって、彼の得意な前後の動きが制限され、彼の特徴が消された。その結果本来のパフォーマンスが発揮できず、初年度が公式戦26試合出場で3得点、2年目が公式戦32試合出場5得点と大幅に成績を落とした。そこで本来のパフォーマンスを取り戻すために、RBライプツィヒにレンタル移籍が決まる。
RBライプツィヒ時代(2019~2020年)
2019年9月2日ライプツィヒに加入。レンタル料は350万ユーロと最大50万ユーロのボーナスで、RBライプツィヒが2020-21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得した場合は2900万ユーロ、それ以外では2800万ユーロでの買取オプションが付随するという契約を交わした。ライプツィヒではローマ時代のウインガーとしての役割から、ティモヴェルナーの横のセカンドストライカーという本来の役割を得て、本来のパフォーマンスを取り戻した。ライプツィヒでは公式戦28試合10得点。
バイヤーレバークーゼン時代(2020年~2021年)
ライプツィヒでの活躍を受け、ハフェルツ、フォラントという攻撃の核が抜けたバイヤーレバークーゼンが新たなストライカー候補として白羽の矢を立てる。そして2020年9月8日、5年契約でのレバークーゼンへの完全移籍が発表された。移籍金は2650万ユーロ、背番号は14。今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけ、ヴォルフスブルク、フランクフルトなどと熾烈な争いをするチームにおいて、貴重な得点源として活躍中。今シーズンは24節終了時点で、19試合出場7得点を記録している。
代表歴
チェコの各年代代表に選出されており、2016年からはA代表にも選出されている。2016年5月27日、マルタとの親善試合でA代表デビューを果たし、初得点も記録。また2018年UEFAネーションズリーグBでは3得点を挙げる活躍、UEFAEURO2020予選でも3得点を挙げ、チームのグループ2位通過に大きく貢献した。公式戦では19試合9得点を記録している。
移籍の噂
現在はレバークーゼンと5年契約を結んだこともあり、移籍のうわさは少ない。しかし、その年齢、得点力など、魅力も多く抱えており、今後ストライカー不足のチームに関心を持たれる可能性もある。
プレースタイル
前述のとおり、シックは中央で絶妙なタイミングで縦に抜け出すことで得点を決めるという特徴を持っている選手である。またフィジカルも強く、ボールをキープすることも苦としない。さらにハードワークもできる選手であり、ドイツのように前線からプレッシャーをかけていくチームでも活躍している。中央で活躍できる選手の資質を備えており、自分でも点を取れるが、中央にもう一人、得点力のある選手がいると、よりハイパフォーマンスを発揮することが多い。
今季の主なスタッツ
- ゴール 7点
- 平均シュート数 1.7回
- ゴール成功率23%
- ヘディング 1点
- 左足 6点
- 右足 0点
- デュエル勝率 46%
- 引用 sofascore