- name/ドミニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)
- birth/1994/8/1(26歳)
- height,weight/183cm,72kg
- position/RWG
- place of birth/イタリア
- team,number/サッスオーロ,25
- 市場価値/3,800万ユーロ
サッスオーロ一筋でチームを支えてきたチームの点取り屋であるドミニコベラルディ。今シーズンチームをあといい歩で欧州カンファレンスリーグにという順位になるまで貢献し、3季連続で2桁得点を挙げたそんな彼を今回は紹介していきたいと思います。

経歴
幼少期から下部組織時代
イタリアのカリアーティーで生まれたベラルディは、サッカーのユースチームに入ったのは少し遅く2008年、13歳の時に地元のチームであるコゼンツァの下部組織に入団した。そして2年ほどしたある日街中で友人とフットサルをしているときにサッスオーロのスカウトの目に留まり、そのままサッスオーロの下部組織に入団することになった。
サッスオーロ時代(2012年~)
2年ほど下部組織で過ごした後、12-13シーズンにトップチームへと昇格した。そして2012年8月27日対チェゼーナ戦でセリエB、プロ初出場を果たした。さらに2012年9月1日対クロトーネ戦において公式戦初得点も記録した。この年いきなり主力に定着したベラルディはセリエB の年間最優秀選手に選ばれると同時に、チームのセリエB優勝とセリエA昇格に大きく貢献した。この年は公式戦39試合出場で11得点を記録した。
2013年9月2日、ユヴェントスにルカ・マッローネの共同保有権とトレードの形で共同保有で移籍することになった。移籍金は450万ユーロだった。13-14シーズンは1年間の長期レンタルという形で、サッスオーロへ残留という形になった。そして2013年9月25日対ナポリ戦でセリエAデビューを果たした。また2013年10月6日対パルマ戦でセリエA初得点を記録した。2013年11月3日対サンプドリア戦でPK2本を含む3点を決め初ハットトリックも記録した。さらに2014年1月12日対ミラン戦で4得点を記録。これはセリエA史上2番目の若さでの4得点を記録した選手となった。この年セリエAデビューではあったが19歳とは思えぬ活躍を見せ、チームのセリエA残留に大きく貢献した。このシーズンは公式戦30試合出場16得点を記録した。
続く14-15シーズンもサッスオーロに残留したからはこのシーズンもチームの主力として活躍した。2014年9月1日対カリアリ戦でシーズン初出場を果たすと、2014年10月5日対ラツィオ戦で初ゴールを記録。そのままチームを引っ張る活躍を見せた。このシーズンは公式戦34試合出場で15ゴールを記録。さらに10アシストも記録しダブル・ダブルを記録した。またこのシーズンで公式戦59試合での5大リーグ30得点を記録。これはリオネルメッシを大きく上回るペースだった。またセリエA最年少での30得点到達にもなった。
2015年7月1日、1000万ユーロでサッスオーロが保有権を獲得。そしてこのシーズンもサッスオーロで試合をすることとなった。15-16シーズンでも主力として活躍。このシーズンも開幕戦の2015年8月24日対ナポリ戦でスタメンとしてシーズン初出場を果たすも、この試合でけがをして、1ヶ月も離脱を余儀なくされる。このシーズンはチームは好調で最終的にリーグ戦6位フィニッシュでUEFAヨーロッパリーグ予選の出場権を獲得した。このシーズンは公式戦31試合7得点を記録した。
2016年7月28日対ルツェルン戦においてUEFAヨーロッパリーグ初出場を記録。さらにこの試合で初ゴールを決め、これはチームとしてのEL初得点にもなった。そしてUEFAヨーロッパリーグ予選プレーオフにおいて対レッドスター・ベオグラード戦において、得点を決めるなど活躍、本選出場に大きく貢献した。2016年8月21日対パレルモ戦での開幕戦で、シーズン初スタメン、初得点を記録した。そして2016年8月28日対ペスカーラ戦において、リーグ通算40得点を記録。これはリーグ2番目の若さでの到達となった。しかしその後ひざをけがしてしまい長期離脱。このシーズンは公式戦25試合出場10得点を記録した。
17-18シーズンでは昨シーズンの負傷の影響からか成績が低下。このシーズンは公式戦33試合出場で5得点に終わった。
翌18-19シーズンは復調。2018年8月19日対インテル戦とのリーグ戦開幕戦ではリーグ戦初スタメン、初得点を記録。続く2018年8月27日対サンプドリア戦においても得点を記録するなど活躍。このシーズンは公式戦37試合出場で10得点を記録した。
19-20シーズンでは2019年9月2日対サンプドリア戦でのリーグ開幕戦でいきなりハットトリックを記録続くローマ戦でも2得点、さらに続くSPAL戦で2アシストなど完全復調を果たした。この年は公式戦32試合出場24得点を記録した。
20-21シーズンは好調なチームにおいて、攻撃陣をけん引。2020年9月21日の対カリアリ戦とのリーグ開幕戦でシーズン初スタメンを飾ると、2020年10月3日対クロトーネ戦でシーズン初得点を記録した。そのまま欧州カップ出場権を最後まで争う中で、最後まで得点を量産し続けた。このシーズンは公式戦30試合出場17得点を記録した。
代表歴
イタリア代表の各カテゴリー別の代表にも選ばれ、2015年のU-21ヨーロッパ選手権予選の代表などにも選ばれている。また本選出場も果たすもこの大会のファイナリストであるスウェーデンとポルトガルに阻まれ決勝トーナメント進出はならなかった。そして2014年の4月に当時の代表監督であるアントニオ・コンテによって初召集を受ける。しかしなかなか出場する機会は訪れず、また本人の不調もあり、召集外になることもあった。しかし2017年5月31日に非公式戦ではあるが、対サンマリノとの親善試合で初出場を果たした。そして2018年6月1日のフランスとの親善試合で代表公式戦での初出場を果たした。また2020年10月7日のモルドバ戦で代表初得点も記録した。彼はEURO2020のイタリア代表にも召集されており、2020年6月11日の対トルコとの開幕戦において、メリフ・デミラルの先制点をアシストし、大会の初弾を演出した。現在で代表戦13試合出場5得点を記録している。
プレースタイル
彼は得点能力がとても高く、毎シーズン安定して公式戦で10得点前後は記録している。またアシスト能力も高く、ダブル・ダブルを記録したこともある。左サイドからカットインをして左足で得点を決めるパターンが多く、20-21シーズンにおいては全得点を左足で決めている。またPK成功率も高い。そしてボックス外からのシュートや、フリーキックもうまく、シュートの選択肢が広いのが特徴である。さらにチームの堅守を象徴するように前線からのプレスも積極的である。またパス成功率も高く80%を超えている。しかしドリブルでのデュエル勝率は少し低めであり、サイドに出てきたロングボールを受けるのは得意だが、自ら抜くのは少し苦手にしている。また2014年1月13日のミラン戦での4得点や、2015年5月17日のミラン戦でハットトリックを達成するなど、ミランを相手に活躍する事が多く、メディアからは「ミランキラー」と評される。
移籍の噂
今シーズンまでの活躍を受け常にステップアップの噂が取りざたされており、プレミアリーグのアーセナル、マンチェスターユナイテッド、トッテナムなどが獲得を打診しているほか、イタリアのインテル、ユベントスも獲得を打診したが、拒否されたと報道されている。またサッスオーロ側も5000万の契約解除要項を提示しており、移籍に注目が集まっている。
今季の主なスタッツ
リーグ戦
- ゴール数 17点
- アシスト 7回
- 1試合平均キーパス 1。9回
- 1試合平均パス成功率 80%
- 1試合ドリブル成功率 48%
- デュエル勝率 47%
- 1試合平均オフサイド 0.1回
- 1試合平均被ファール数 2.0回
- 1試合平均シュート数 3.8回
- PK成功数 7回
- PK成功率 88%
- 1試合平均インターセプト数 0.9回
- 1試合平均タックル数 1.4回
参照 sofascore