- name/アレクサンドル・イサク(Alexander Isak)
- birth/1999/9/21(21歳)
- height,weight/190cm,79kg
- position/ST、CF
- place of birth/スウェーデン
- team,number/レアルソシエダ、19
- 市場価値/4100万ユーロ
ズラタン・イブラヒモヴィッチの後を継ぐスウェーデンの新ストライカーであるアレクサンドル・イサク。近年若手の育成と、リーグでの躍進が著しいレアルソシエダで主力として活躍しているそんな彼を今回は紹介していきたいと思います。

経歴
幼少期から下部組織時代
両親はエリトリア出身であるが、イサクが生まれる前にスウェーデンへと移住していたため、彼はスウェーデンの祖ルナで生まれる。そして6歳の時に地元のAIKソルナへと加入する。
AIKソルナ時代(2016年~2017年)
下部組織に加入して、そのままカテゴリーを上がっていくと、2016年2月28日スウェーデンカップ対テンフルト戦でプロデビューを果たし、そのまま初得点も記録した。そしてその当時の監督であったアンドレアス・アルムによって主力へと抜擢される。2016年4月8日対エステルスンド戦ではプロ初スタメンを記録すると、リーグ初得点も記録。これはチーム史上最年少得点者となった。その後もチームの得点源として活躍。このシーズンは公式戦29試合出場で13ゴールを挙げた。
ボルシア・ドルトムント時代(2017年~2019年)
2017年1月28日前年の鮮烈デビューで欧州の各チームが興味を示した。そんな中、若手育成に定評のあるドイツの強豪であるボルシア・ドルトムントが獲得を発表した。移籍金900万ユーロ、5年契約といわれている。移籍後は主にドルトムントのBチームを主戦場とした。2017年3月15日DFBポカールの対シュポルトフロインデ・ロッテ戦で移籍後初出場を果した。しかしこのシーズンはトップチーム出場はこの1試合で終わった。
よく17-18シーズンでも主な主戦場はBチームとなった。このシーズンは2017年8月12日のDFBポカール対リーラシンゲン・アレン戦でシーズン初出場を果たすと、2017年10月18日対APOELニコシア戦でCLデビューを果たす。そして2017年10月25日のDFBポカール対FCマクデブルク戦でシーズン初スタメン、初得点を記録した。しかしこのシーズンも出場機会に恵まれず、公式戦12試合出場1得点にとどまった。
ウィレムⅡ時代(2018年~2019年)
ドルトムントでなかなか出場機会を得られなかった彼は2019年1月25日にオランダのウィレムⅡへと半年のローン移籍をする。2019年1月27日対FCユトレヒト戦にて移籍後初出場を果すと、2月3日対フローニンゲン戦では移籍後初スタメンを記録した。さらに2019年2月17日対フィテッセ戦では移籍後初ゴールも決めた。さらに2019年3月30日対フォルトゥナ・シッタード戦ではペナルティーキックだけでのハットトリックという珍しいスコアも記録した。ウィレムでは後半戦だけの所属であったがチームの得点源として活躍。このシーズンは公式戦18試合出場で14得点を決めた。
レアル・ソシエダ時代(2019年~)
前年のウィレムでの活躍を受け当時ストライカーを探していたレアルソシエダが獲得を打診。そして2019年6月20日レアルソシエダへの完全移籍が決定。移籍金は800万ユーロ、5年契約を結んだ。そしてこのシーズンはいきなり主力として活躍することになる。2019年8月18日対バレンシア戦で移籍後初出場を果すと、2019年9月15日対アトレティコ・マドリード戦で移籍後初スタメン、9月22日対エスパニョール戦では移籍後初得点を記録した。その後はウィリアン・ジョゼとのスタメン争いをしながらも、ストライカーとして活躍。チームのコパデルレイ優勝、EL出場権獲得に大きく貢献した。このシーズンは公式戦45試合出場16得点を記録した。
翌20-21シーズンも主力として活躍。2020年9月13日対バジャドリーとの開幕戦にて、シーズン初出場、初スタメンを記録すると、2020年10月26日対ウエスカ戦でシーズン初得点を記録。また2020年10月23日対リエカ戦でELデビューも果たし、チームのELグループリーグ突破に大きく貢献。さらにリーグ戦でも、前年チームMVP級の活躍を見せたウーデゴールの抜けた穴を感じさせない戦いが続き、最終的に前年を上回る5位フィニッシュを果たした。このシーズンは公式戦44試合出場17得点を記録した。
21-22シーズンも開幕節からスタメン出場するなど監督から熱い期待を寄せられている。
代表歴
エリトリアの国籍も持つが、スウェーデンの代表として各カテゴリー別の代表に召集をうけており、2017年1月7日には当時18歳ながらA代表に召集を受け1月8日のコートジボワール代表との親善試合で代表デビューを果たす。そしてEURO2020の代表としても召集を受け、チームの全試合にスタメン出場を果し、グループステージ突破に大きく貢献した。現在A代表で26試合出場で6得点を記録した。
移籍の噂
ソシエダでの活躍、EUROでの活躍から、より強豪のチームから興味を示されている。実際に今夏にはプレミアビック6からの興味が報道された。しかし先日レアルソシエダとの2026年までの新契約を締結したため今後も同チームに残るものと考えられる。
プレースタイル
彼の一番の特徴はその大柄な体格から生み出されるパワーとそれに付随するスピードである。その体躯から地元の英雄ズラタン・イブラヒモビッチと比較されるが、彼同様得点力、嗅覚共に抜群で、カウンターアタック時にその攻撃力をいかんなく発揮することができる。またパススキルもあり、味方へのパスでチャンスメイクをすることも多い。またスピードを生かした縦への推進力もあり、ドリブルで強引に局面を打開する力を持っている。近いうちに、ハーランド、ムバッペのようなヤングストライカーとなる力を彼は持っている。
20-21シーズンの主なスタッツ
リーグ戦
- 得点 17点
- 1試合平均シュート数 2.4回
- 1試合平均得点数 0.5点
- 得点機逸数 16回
- 頭での得点 3点
- 左足での得点 5点
- 右足での得点 9点
- アシスト数 2回
- 1試合平均キーパス数 0.3回
- 1試合平均パス成功率 73%
- ドリブル成功率 57%
- デュエル勝率 43%
- 1試合被ファール数 1.0回
- 1試合平均オフサイド 0.6回
UEFAヨーロッパリーグ
- 得点 0点
- 1試合平均シュート数 1.9回
- 1試合平均得点数 0点
- 得点機逸数 5回
- 頭での得点 0点
- 左足での得点 0点
- 右足での得点 0点
- アシスト数 0回
- 1試合平均キーパス数 0.5回
- 1試合平均パス成功率 69%
- ドリブル成功率 44%
- デュエル勝率 42%
- 1試合被ファール数 0.5回
- 1試合平均オフサイド 0.8回
参照 sofascore